三村竹清の日記には、新宿の骨董屋の柳田栄太郎と民俗学者の柳田國男の両方が出てくるので紛らわしい。
今回は國男の方の話。
大正7年11月19日 朝 貴族院官舎柳田へ行く 福*1来春一中卒業故 一高之何れを志願すへきかを定むる為也 柳田君 法学士故尋たるに 法科は独法かよきものゝよし 法科にても知名之士は大学卒業の二割五分のもの也 此点は却て文科之方かよい位也と つまるところ何をやりても牛後となりてハため也といふ事に帰する也 井上通泰同君兄 之泰二も一中を出たれと 独語なりし為 今以まこゝゝして二年 独法志願空しかりし為 柳田君に居るよし也
坪内祐三の母泰子の祖父井上通泰(柳田國男の兄)には、娘の桃枝の他、泰忠(明治33年7月生−昭和38年5月没)がいて、この人が祐三の祖父に当たるのだが、泰二という人の実在は確認できない。名前から言うと泰忠の弟のようだが。
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岩波書店の『図書』で中野三敏先生の「和本教室」の連載がスタート。これは「くうざん先生」と「黌門客さん」向けの話。
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NHK教育で「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 −横溝正史 日本を見つめた探偵小説家− 」を見るだすね。
*1:人偏に間という字