神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

海軍大将山本英輔のトンデモ遍歴


山本英輔『真理の光』に、山本が戦前接触したり、本を読んだ霊術家などが記されている。

神田の梅田某という医者(桑原式精神霊動)
大本教王仁三郎、浅野和三郎
木村天眞
加藤確治
小玉呑象(易)
石龍子(観相)
池田謙三(易)
中村天風(統一哲医学)
内山智照
山腰明将
竹智黙雷
松浦義昌(「みふみかたどり」)
隈本有尚
間部子
吉良宇治那里


天風は一時期ビジネス関係書としてどかどか出てたね。
河西善治『京都学派の誕生とシュタイナー』によると、石龍子は明治41年10月に『性相』を創刊した性相学会の主催者、隈本有尚はその有力会員でシュタイナー教育や西洋占星術を日本で最初に紹介した人物とのこと。
内山智照は皇学研究会々長。三村三郎の『ユダヤ問題と裏返して見た日本歴史』に名前が出てくる。著作:『神秘日本と神明日本』(晴国会、昭和12年
山腰明将は陸軍歩兵少佐で布刀麻邇研究者。著作:『言霊 : 御鏡ノ解万教ノ源』(明生会、昭和15年
間部子は子爵の間部詮信と思われる。著作:『不滅の心と人生 : 実話と解説』(霊理学協会、昭和24年)
吉良宇治那里は瑞霊会々長。著作:『天孫民族よ神道に帰へれ』(河原資郎、昭和13年
松浦義昌は八幡書店から『神典形象(みふみかたどり)』が復刻された松浦彦操と思われる。


竹内文献の天津教が出てこないのは不思議。


著作はNDL-OPACに拠った。

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先週の『エコノミスト』で永江朗の出版業界事情に、旭屋書店の銀座店、水道橋店の閉店の話が出てたね。

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『本は10冊同時に読め!』。言われなくても。わしとか書物奉行氏は、読みかけてほってある本が何十冊もあるだすよ。ん、なんか違うような気もする・・・