神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

谷崎潤一郎と怪談会


泉鏡花の年譜を見ていると、谷崎潤一郎の名前を幾つか発見。そのうちの一つに、大正3年7月12日の条があって、画博堂主催の「怪談会」に、鏡花の他、長谷川時雨喜多村緑郎吉井勇、長田秀雄・幹彦、谷崎潤一郎岡本綺堂、坂本紅蓮洞、松山省三、鈴木鼓村らが出席したという。


鏡花と怪談会については、昨年刊行された東雅夫編『百物語怪談会』(ちくま文庫)に詳しく、『怪談会』(柏舎書楼、明治42年10月)や「怪談百物語」(『新小説』明治44年12月)が再録されている。後者所収の作品には平井金三の「大きな怪物」があったりする。

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何日か前のNHK教育の「あしたをつかめ」は学校司書の人だった。地味な職種のはずだが、この番組で取り上げられると、カタカナ言葉の職種に負けずにかっこよく見えるね。「セドリ師 書物蔵さん 三十ン歳」なんてのも登場しないかすらね。