神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

神保町の喫茶らんぼおの終焉


神田神保町一の三(冨山房裏)にあった「らんぼお」は、林哲夫『喫茶店の時代』によると、昭和22年3月開店、潰れたのは24年4月頃という*1。『草野心平日記』第1巻を見てたら、閉店時期はもう少し後のようだ。

昭和22年9月18日 午后二時。歴程会議。神田ランボウ


  23年1月28日 歴程 らんぼう 2・00pm


  24年10月8日 「ヴェルレーヌの叡智」河上徹太郎
         [注、「歴程詩の会」於神田らんぼお]


昭和24年10月8日の条の原注の出典は不明(雑誌『歴程』か?)だが、らんぼおは、同月までは存在していたようだ。

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『童貞小説集』を読み終えたら、「次は『萌え小説集』ですね」と言おうかと思っていたのだが、牧野武文萌えで読みとく名作文学案内』(インフォレスト)なる本が出ていた。

*1:出典は『本の手帖別冊 森谷均追悼文集』(昭森社、1970年)