神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

中村古峡と吉野作造


吉野作造の日記*1中村古峡が登場。吉野が、中村の創設した日本精神医学会の賛助員だった関係か。

大正13年7月1日 昼頃学校に行く 昼飯は食はず中村古峡君と食堂に遇ふ約束を朝電話でしたのを頓と忘れる 一時頃食堂から帰った平野君に注意されて駆けゆく 別段の要件に非ず


それから、従来の中村の著作目録には漏れている「迷信の心理」を『大観』大正9年9月号に発見。森洋介氏も未見かしら。



追記:セドリーマン川柳
   友オラニャンわしは相手がオラニャイ何でだろう


川上弘美『大好きな本 川上弘美書評集』(朝日新聞社)を見る。朝日新聞さんも「書評集のような売れない本」*2を出すのね。

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何年も前に再発刊された角川書店の月刊誌『野性時代』がなぜか国会図書館に納本されていないようだ。OPAC上では未だに休刊状態の雑誌扱いだね。大手出版社の書籍は否応なしに納本されていると思っていたけれど、そうではないみたいね。 まさか、納本はされているが、何年も未入力状態ということはないよね。

*1:吉野作造選集』14巻

*2:坪内祐三『四百字十一枚』の「あとがき」参照