神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

谷崎潤一郎詳細年譜の作成者


『公評』で連載中の武田勝彦(早稲田大学名誉教授)「日本橋トポグラフィー」は、
ここ何回かすっかり谷崎潤一郎関係の論考になってしまっている。
少し古い話になるが、3月号の「第16回 谷崎潤一郎の領外帰向」の記述には少し問題があった。

そこで、ここではまず細江光氏の研究に負うところの多い「谷崎潤一郎詳細年譜」に書き込まれたフクの年譜事項をまず拾い上げてみよう。


として、「明治三十八年(一九〇五)/三月末、穂積フクが小間使いとして北村家へ来る。」から始まる事項を引用している。


引用している「谷崎潤一郎詳細年譜」の作成者は明らかに小谷野敦氏だが、明記されていない。故意(はないか)か過失か、困ったものである。まさか、「jun-jun1965」が小谷野氏のこととは気が付かなかったとか。


ただし、第1回からの分*1を全部読んだわけではないので、以前に作成者名を挙げている可能性はある。

*1:平成16年9月号から隔月連載