誰ぞも読んだという最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』(新潮社)。
最相さんは、『SF japan』夏号のインタヴューで次のように語っている。
お父さんは、まだまだ謎が多いですね。私自身も興味があります。特に「中国、満州に進出した後の星製薬が何をやっていたか?」というのは、日本の阿片戦略との関わりもあって大きなテーマになりうると思います。そこが非常に面白くて、実は満州時代はもうちょっと書いていたんです。阿片王の里見甫の情報などもあったんですけど、「ちょっと待て。これは星新一の伝記だから、関係ないぞ」と思い直して、かなり削りました(笑)。
最相葉月さんには、やはり星製薬の謎に迫ってもらいたいものだ。
(参考)5月8日