神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

辰野隆と村井弦斎


辰野隆「読書の思い出」『老若問答』(昭和25年12月)に、

「その頃ではないのですか、谷崎さんから露伴を読めとすすめられて、『縁外縁』と『対髑髏』*1を読んだとかいう話ですが・・・」
「それは中学五年時分だった。それもよく解らなかった。ああ、又思い出した。少年時代に、報知新聞に連載された村井弦斎の『日の出島』という小説を読んだ記憶がある。雲岳女史という角力取のような女が出て来たことだけ覚えている。(略)」


辰野は明治21年3月生。33年府立一中入学、38年第一高等学校入学。
『日の出島』は、明治29年7月から34年4月まで断続的に「報知新聞」に連載。


追記:中公新書秦郁彦南京事件 増補版』。旧版は読んだけど、増補版で再度読むべきかどうか。どうしよう。


蒲田駅ビルの「パリオ」と「サンカマタ」、しばらくお休みだね。

*1:『縁外縁』を改題したもの