橋爪紳也『モダン都市の誕生』(吉川弘文館、2003年6月)によると、
従来、日本で最初に「カフェー」と名乗った店は、明治四四年(一九一一)三月に開業した銀座の「カフェー・プランタン」であるとされてきた。しかしその一年ほど前、大阪の川口に「カフェー・キサラギ」が開店していたことが知られている。おおよそ東西二都にあって、同時期にカフェーという業態が誕生したとみたほうが正確であろう。
カフェー・キサラギ*1というのは知らなかったけれど、いずれにしても、橋爪先生、それよりも前にカフェーを名乗った本郷カフエーが存在するのだよ。昨年9月23日、12月20日及び12月21日参照。