『高松宮日記』に、クラブシュメールや皇戦会のメンバーが登場することは、昨年5月28日に紹介した。
同日記で一番気になるのは、昭和20年4月29日の条の注に「四月二十五日より二十八日までの記述があったと思われるこの直前の御日記原本二葉は切り取られている。次の「上欄」の記事は、切り取られた前葉の続きと推定される。」とあること。この「上欄」にある記事とは、
*研究ガ今度ノ戦争ニ役立テバ勿論ヨイノデ、ソノタメノ手段ハアラユル協力ヲシテナスベシト思フガ、例へ間ニ合ハズトモ副産物的ノ成果ハ幾多已ニ利用サルベキモノアリ、又将来日本ガ今コレダケヤツテオケバ平戦ヲ問ハズ、大キナ力ニナルト信ズル。
おそらく敗戦後、切り取ったと思われる部分に書かれていた「研究」とは、細菌兵器か、原爆か、何なのだろう?
追記:今日の猫猫先生のブログの第一段落に2箇所ある「〜ので」は、もうひとつ適切でない気がするが、なぜだろう。
よくよく考えたら文意がわかったが、「〜にもかかわらず」でも意味が通ってしまうね。
更に追記:最初の「〜ので」の方は修正された。