神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

藤澤親雄に盗作疑惑


唐沢俊一、じゃなかった、藤澤親雄に盗作疑惑が発覚!
矢部貞治の日記*1によると、

昭和16年8月30日 一日静かに藤沢親雄を読む。読む前は例の如く神がゝり式の偏狭と独断であらうと考へてゐたが、読んで見ると割に温[ママ]健でいゝ本だ。併し現代政治思想の批判のところなどには殆ど僕の「政治学要旨」そのまゝの言葉が、何のことわりもなく引用され、恰も剽盗の感を与へる。


    8月31日 藤沢親雄を読むに、まるで僕の講義や論文が、そのまゝに自分の論として記されてゐる。而も彼は嘗てわざゝゝ僕を非難する論文を書いた男だ。


もはや、藤沢の反論を聞く術はないが、真相はいかに。


昨今、データ捏造や盗用で懲戒免職となる場合が多いようだが、ついこの間まで、悪くても諭旨免職(という名の普通退職)だった気がするが。厳しいね・・・

*1:『矢部貞治日記 銀杏の巻』