大正7年5月2日 中村先生*2より○○君を星製薬に周旋せんとの話あり、
8月19日 朝約により五反田なる星製薬株式会社工場見に行く 佐瀬君*3停車場へ迎に来れり、テルモ部詳細見分 意見を述べ置く、製薬部も石津君の案内にて一見す Viscose製紙の見本と香水一瓶貰ふ
12月18日 夜○○君来り星製薬株式会社を辞する決心の由なり
大正9年1月18日 午後佐瀬君が来た、(略)今の横河製作所は居心地がいゝそうである。星製薬に居た時は丸で病人のやうに見へたが此頃は愉快そうに見へる。
星製薬の謎という程のものではないけれど、「佐瀬君」がなぜすぐに辞めたのか気になるところ。