神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

さらばBIGBOX古書市のオヤジたち


かつて坪内祐三は『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』で次のように書いている。

高校一年の一九七四年のある日、私は、早稲田の古本屋で、懐しの『COM』と出会った。
(略)
あれは、その年、一九七四年の五月か六月のことだっただろうか。高田馬場のBIGBOXの一階のコンコースの所で第一回のBIGBOX古本市が開かれたのは(略)


向井透史『早稲田古本屋街』の「『早稲田古本屋街』年表」によれば、正しくは1974年9月4日〜7日に第一回BIGBOX古書感謝市が開催されている。
当時早稲田高校の一年生だった坪内祐三。来月最後になるというBIGBOXの古本市には必ず行くことであろう。私は、数回しか行けず、あまりいいお客ではなかった。せめて、私も最後の古書市には突撃することにしよう。