神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

戦争と古書業界


岩村正史『戦前日本人の対ドイツ意識』(慶應義塾出版会、2005年3月)は、日中戦争下におけるヒトラー人気として、


事実、新聞の社会面には、ヒトラーに贈り物をする一般日本人の記事がしばしば掲載されるようになっていた。


とし、注として、


たとえば、ある古書店主はヒトラーに卍型の鍔と日本書記を贈呈している(『東日』1935年7月2日)し、(後略)


を付している。戦争と図書館については、各種の文献があるみたいだが、戦争と古書業界というテーマも調べてみたら面白いかもしれない。でも、タブーかな?



追記:『古書現世店番日記』で知ったけど、ジュンク堂書店のPR誌「書標」の「著書を語る」にセドローさん(向井透史)が出ているとのこと。→「書標」で見られる。