最近、日本人のモラル低下の例として、図書館の本の切取り行為や無断持出し行為が挙げられているという。「書物蔵」参照。
単に図書館員による感覚的なものなのか、データによる裏づけがあるのか、知らないが、昔から図書破壊行為などがあったことは間違いない。
ところで、図書館利用者ならまだしも、帝国図書館員にして図書破壊の疑惑を持たれる人物がいるという。
『見世物研究』の著者として知られる朝倉無声その人である。
川添裕氏の「見世物研究家・列伝」によると、「一時期の勤務先であった帝国図書館蔵書の名家蔵書印を切り取る行為に及んだらしく、少なくとも外骨は、その行為を唾棄すべきこととはっきり指摘し攻撃している。」という。
出典が示されていないので、朝倉のいつ頃の行為なのか不明であるが、明治39年9月3日に朝倉を田中稲城帝国図書館長に紹介した(8月29日参照)早稲田大学初代図書館長市島春城の日記*1に次のような記述を見つけた。
おまけ:岡崎武志氏の「大銀食堂」(「週刊新潮」)の記事はなつかし。というか、わしも横で食べていたことがあるかも・・・
更に、Lマガの11月号を見てると、左京区に住みたくなってしまった。