神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

情報官鈴木庫三とクラブシュメールの謎(その23)


12 トンデモ・バスター島田春雄がシュメールを斬る!


偽史論争で藤澤親雄をやっつけたり、『日本語の朝』の著者である国学院大学教授兼附属図書館長島田春雄が、書誌学者島田翰の次男だったということは、書物奉行さんや書誌鳥氏にだけ(?)ウケたみたいだけど、その島田春雄は、シュメールというか、スメラというか、彼らのグループも攻撃している。
やはり、トンデモ・バスター島田春雄というべきか!


おなじみの、「偽史を攘ふ−太古文献論争−」(『公論』昭和18年9月号。『九鬼文書の研究』(三浦一郎著)所収)によれば、


藤澤 翼賛会のやうなあんな小さいところに出ても、朝から人に会つて、つまらない奴に会つて、時間を無駄にしてゐる。況や情報局等に入つても、とても何にも出来ないと思ふ。今の日本に於ては、各々ひつこんで職域奉公に精進をして、中心になる人がほんたうに「すめらみたみ」として「すめらみこと」にまつろひ奉ればいい。さういふところは僕は実践的なつもりなんだ。


島田 その「すめらみたみ」の「すめら」といふのは、仲小路彰、小島威彦氏の擔ぐスメル民族ぢやないでせうね。


藤澤 無論スメル民族ぢやないですよ。


島田 ぜひやつて下さい。「すめらみいくさ」を・・・・。これがスメルといふ昔やつたものでやられると危険がある。


藤澤 全然違ふ。