神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

エスペランチスト藤澤親雄とその時代(その5)


明治39年7月の日本エスペラント協会第2回例会を見てみよう。
堺利彦大杉栄らに加え、丘浅次郎和田萬吉(東大図書館長)が出席している(『日本エスペラント運動史』に拠る)。同書では、和田の名前はこの一度しか出てこない。初期のエスペラント運動にどの程度関与していたのであろうか。


また、『反体制エスペラント運動史』には、エスペラント運動に活躍し、又は接触を持っていた新人会同調者として、岡上守道(黒田礼二)の名前が見られる。岡上藤澤親雄は、東大卒、満鉄東亜経済調査局入局という共通点(藤澤が新人会員という説もあるから、そうであれば、それも共通点)の他に、エスペランチストという共通点もあるようだ。