『紙つぶて 自作自注最終版』(谷沢永一著)が第4回毎日書評賞を受賞。
まずは一つ目の受賞というところか。
まだ、買っていない(汗)わすも、うれしいなあ。
立ち読みという暴挙(笑)は行った。
1箇所確認したいところがあったから。
『日本近代書誌学細見』で、谷沢氏は、紀田順一郎氏の内容見本に
関する記述をやり玉にして、ぼろくそに言っていたので、最終版の
追記で紀田氏についてどう書いているかを見たかったのだ。
批判の仕方は、かなりトーンダウンしていた。
「本の話」(文藝春秋のPR誌)の1月号で、「「紙つぶて」誕生秘話」
を書いている、山野博史氏(関西大学教授)こそ受賞に大喜びしている
一人であろう。
『署名のある紙礫』(昭和49年11月3日・浪速書林。
書名は開高健の発案)が店頭に届き、献呈者名簿に基づく
発想作業が一段落した時分、朝日新聞東京本社学芸部着付
で文芸時評担当者の大岡信さん宛に贈るという独自作戦を
無断で敢行したのである。
当時、山野氏は博士課程在学中でありながら、浪速書林で、「押し
かけ弟子を志願し、いつしか入り浸りの状態で」、「アルバイト」
中であったという。
わすも古本屋でバイトさしてくんないかなあ・・・エヘへ