いつぞや書物奉行さんもそれなりにほめていた書。
私は、特に同志社大学図書館で実際にレファレンス業務を担当した著者
による、「レファレンス相談の風景」という実例の紹介が興味深かった。
もっとも、「良い先輩は自分の失敗談を教えてくれる先輩」というから、
失敗例も教えてほしかったものだが、新書に期待する方が無理というもの
かもしれない。
一句、「図書館に訊け!」それでもダメなら、「書物奉行さんに訊け!」
追記:「我が国の国立図書館成立前史・成立過程をうかがい知ることのできる
貴重な史料であり、数奇な運命をたどって田中家から同志社に寄贈され
た」田中稲城文書は、昨年4月から公開とあった。誰かさんは、すでに
見たのであろうか・・・
某学習塾で少女を殺した同志社の学生は、同図書館で、女子学生から
財布を盗り、停学処分をくらっていたという。大学図書館で、外部の
人間に盗られるならまだしも、同じ学生に狙われるとは、なんとも
いえんね。