神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

戒厳令下の古本市


  あれほど、猛威を振るった新型インフルエンザもようやく下火に
  なりつつある200×年。戒厳令はまだ解除されていない。
  

  ここは、神田○町、某古書会館前。時刻は、金曜日の午前9時過ぎ。
  政府の自粛要請を無視して、強行されようとしている古本市。


  未だ、一人も姿を現さない客を待ちくたびれる報道陣。
  こんな会話が聞こえてきた。


  A社 「○屋先生が、ご健在なら、一番乗りしている時間だなあ。」
  B社 「ほんとだ。○屋先生は、お年だったからこの新型インフルエンザ
     騒動の犠牲者では早期になくなった組だね。」
  A社 「聞くところによると、「日誌」の最後に、T沢氏に宛てて『涅槃
     にて待つ』と書いたのが絶筆になったらしい。」
  B社 「『書誌学者ではない』と書かれたのを、最期まで気にしていたの
     かなあ・・・」
  全社 合掌


  A社 「ところで、Sドローさんは、今日は出品してるの?」
  C社 「あれっ、知らなかったの?。Sドローさんは、大分前から入院
     してるよ。鳥、じゃなくて、猫インフルエンザらしいけどね。」
  A社 「ウッソー。某誌の連載は続いているじゃないか。」
  C社 「ああ、あれは、Iこいさんが代筆しているらしいよ。」
  A社 「そういえば、なんか、とんちんかんな内容だとは思っていたんだ。
     あれは、あれでいい味出してるエッセイになってるけど」


  B社 「Sドローさんと言えば、仲良しグループのNダロウさんは、どうし
     てるんだろう?」
  A社 「J公一人残して、先に逝く訳にはいかんと、いつぞやの書肆
     アクセクの「ジジムサ通信」にあった「チェコのマッチョマン」
     を目指して体を鍛えていたから、ピンピンしているみたい。でも、
     古書店めぐりは避けているみたい。時々禁断症状が出るので、人
     を避けて、チャリンコに乗ったまま、店頭の均一台めぐりをして
     いるのを目撃されているみたい」
 

注:これはフィクションで、実在する団体・個人とは一切関係ありません。
  万一、連想される人がいたら、ごめんなさい。

  次回登場予定人物は、Sギョー、T男、○志なんちゃって・・・
  顰蹙を買いそうなので、今回で打ち切り!