2005-12-25 柳田國男と里見甫 『阿片王』(佐野眞一著)によると、戦後の一時期、里見甫は、 成城683に潜伏して、GHQに踏み込まれたりしているが、 当時柳田國男は成城の377に居住していたので、街ですれ違 っていたかもと思うと、ちょっとおもしろい。 ちなみに、柳田邸の向かいには、鶴見祐輔・鶴見和子も住んでいたは ずである。 追記:同書には、日本評論社代表取締役会長大石進氏が登場し、 「私の母の父親は、実は弁護士の布施辰治なんです」 と言ったりする。 「諸君!」2月号の「古本蟲がゆく」(池谷伊佐夫)は鎌倉の 公文堂書店、藝林荘ほか。