上記雑誌が届きました。特集名に「恒例」とあるが、初めての試みで、これから恒例にしてゆきたいとのこと。76人の回答者が、今年出会って（読んで）よかった、面白かった「本」と「本以外」を披露している。これは『みすず』の読書アンケート特集と並ぶ好企画になるかもしれない。
76名の回答者は、
植本一子、岡崎武志、林哲夫、柳瀬徹、世田谷ピンポンズ、神保町のオタ、西崎憲、林恭子、山下賢二、増岡謙一郎、内田孝宏、稲垣篤哉、木村衣有子、濱田研吾、佐藤翔、渡辺富士雄、大林えり子、鳩野恵介、田波有希、Z、河田拓也、あまのさくや、宇田智子、山本善行、小山力也、オニール原田 芽、堀部篤史、吉上恭太、北野留美、ビンビールズ ナマハゲ、夕タン、月永理絵、平山亜佐子、二階堂健二、宮川真紀、内堀弘、那須太一、田波健、山村和世、土屋容、皆川秀、河浜秀明、志村知彦、吉井孝博、野崎雅彦、かとうちあき、菊池美奈、東川端参丁目、藤田裕介、イーピャオ、佐藤雄一、河内卓、辻本力、畠中理恵子、戸塚泰雄、どむか、林さやか、松井祐輔、扉野良人、前野久美子、島田潤一郎、近代ナリコ、小野和哉、田中香織、北條一浩、荻原魚雷、のむみち、根岸哲也、ぴっぽ、天野みか、南陀楼綾繁、片山昌美、宮地健太郎、浅生ハルミン、切貼豆子、松田友泉
あっ、わしも書いてる(^_^;)そうそうたるメンバーの中にオタ一人。
わしが「本以外」の出来事として書いた事件のきっかけとなった「安ければ何でも」という発言は、事件のちょっと前に尚学堂の店主にも同じ発言をしたのだが、その時は店主は私の返事を聞いて、「そりゃ、そうですな。ハハハ」と笑ってくれた。まあ、古書店主も色々である。
それはともかく、回答で気になったのは、扉野良人氏のお寺の蔵から出てきたという歴代住職の日記、寺の備忘を書き留めた『萬覚帳』。この解読が氏のライフワークに加わったという。そのほか、元治元年7月19日の日付のある『野州大平山於集勢ノ浮浪共書上』という禁門の変直前の市中に充満した不穏な空気を伝える、町衆の間に回覧されたものらしい仮綴冊子も出てきたという。
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