神保町系オタオタ日記

自称「人間グーグル」

昭和56年の草津温泉SFカーニバル

真弓裕美子編集、昭和56年7月中部皆発行『中部皆』52号なるものもあった。ガリ版4頁。吉永孝弘「草津温泉SFカーニバル漫遊記」から引用しよう。

さる7月6日から12日まで一週間、群馬県草津温泉で開催された"SFカーニバル"に小生は12日の分に参加した。(略)
めざす会場「大東館」着12時40分頃。予想通り参加者は少ないようで、なんと11名。部屋に荷物をおき、すぐに天狗山レストハウスという所までマイクロバスで運ばれる。すると、すぐに小松左京豊田有恒矢野徹、それに当日の講演者の星新一、堀晃、さらに我らが筒井さんも姿を見せられる。(略)
講演は堀さんは予想通り例の早川と徳間の訴訟問題。もともと早川のゴリおしという感じを持っていた小生だが、堀さんの話を聞き、益々その感が強まった。経過説明とか裁判のあり方などは大変興味深く聞けた。(略)その後、映画だったのだが、これがひどい。30年代の東宝映画。池部良若かりし頃の「宇宙大作戦*1。見ない方が良かった位の出来。映画の前に作家連は姿を消してしまっていた。ウ・・・残念。

真弓氏は、筒井倶楽部の会員だそうだが、ググるとエヌ氏の会(星新一のファンクラブ)の会員でもあったようだ。
わすはこのカーニバルには勿論行っていないが、yukunokiさんは当時何をしていただろうか。
追記:吉永氏は、コマケン(小松左京研究会)の会員でもあり、会員紹介によると、「コレクター志望の図書館司書」とのこと。

*1:正しくは、宇宙大戦争